「益子風鈴」
「道祖土和田窯」と「FUURO paper」のコラボレーションから、日本の夏を愉しむ「益子風鈴」が生まれました。
益子風鈴は猪口型の「外身」と、風によってゆらぎ、外身を叩くことで音を響かせる「舌」(ぜつ)、舌から吊るし風を受け止める「短冊」で構成されています。
益子焼のブランドである道祖土和田窯では、「外身」と「舌」を制作し、手漉き和紙を制作する「FUURO paper」が短冊を制作しています。
【外身】道祖土和田窯
ひとつひとつを職人が轆轤(ろくろ)で制作しています。粘土は鉄分が多く含まれる赤土を使用し、高く透き通る音が響く形状と大きさを模索しました。
釉薬を全体に施すのではなく、益子の粘土の泥を、外身の表面に施し焼成することで、明るく楽しい感じの音色を表現しました。
縁部分には「青」と「黃」の釉薬をアクセントとして施しています。

【舌】道祖土和田窯
舌は粘土を棒状に伸ばし、三角の形状にすることで、大きく短冊が揺れなくても、程よく外身を叩く形状を目指しました。
外身と舌が同じ素材で作られていることから、相性が良く、触れ合った際の音の響きが透き通ります。

【短冊】FUURO paper
手漉き技術の奥深さに魅了され、手漉き作品を製作しています。
天然繊維や異素材に手を加え、素材と向き合いながら再構築することで書きもののための「紙」にとどまらない可能性を感じています。
手漉き和紙の面白さのひとつとして、紙でありながら厚みのある異素材を漉き混むことができます。
植物性のものだけでなく、もっと違った天然素材を紙にしたいと考えていた頃、益子町にて素焼きのかけらと出会いました。
陶器の素焼きを粉末にし、紙に漉き込むことで、紙でもなく土でもない、新たな素材が生まれました。仕上げには蜜蝋をしみ込ませ撥水効果のある短冊に仕上がりました。
- FUURO paper -

【商品について】
益子風鈴は構成するパーツを手作りで製作しています。陶器及び和紙には個体差がございますので予めご了承頂ますようお願いいたします。
風鈴の音色はひとつひとつが異なります。
ひとつひとつの音色を下記でご視聴頂けます。
個性豊かな風鈴をお愉しみください。
*「Listen in browser」のボタンを押すとこのページでご視聴頂けます。
益子風鈴の音色【ち】
益子風鈴の音色【り】
益子風鈴の音色【ぬ】
益子風鈴の音色【る】
益子風鈴の音色【を】
益子風鈴の音色【わ】